家庭菜園、都会と田舎の二拠点生活、島移住など、自然と触れ合える生活を望む人が増えています。
しかし、憧れだけでは、住んでいる場所やライフスタイルを簡単に変えられるものではありませんよね。
都市生活者や、これから野菜作りを始めてみたいというビギナーに人気の「シェア畑」をご存じですか?
誰でも小さな自分の畑をかりて、すぐに野菜づくりを始められる、夢のようなサービスを取材しました。
【目次】
- シェア畑とは
- シェア畑のメリット
- 区画の面積や利用料金、デメリットは?
- どんな人が利用しているの?
- 申し込み方法
- まとめ
シェア畑とは
野菜づくりをしたい都市住民と畑をつなぐ事業を行う株式会社アグリメディアによると、現在日本には、農家の高齢化、担い手不足などにより維持・管理出来なくなった農地や使われていない遊休地が増加。
そのような土地を、誰でも気軽に農業と触れることができる「シェア畑」として再生、これまでに首都圏・関西合わせて全国約122ヶ所の農園が誕生し、約5万6千人の利用者がいるそうです(2022年4月末時点)。
「シェア畑」とは、畑をかりて野菜づくりを楽しむ畑のレンタルサービス。
ただ、畑のスペースをかりるだけでなく、至れり尽くせりのサービスがあるのが特徴です。
病害虫に強く、収穫量も多い高品質な品種を選んでいるのもポイント!
春・夏には、トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、オクラ、枝豆、カブ、トウモロコシ。
秋・冬には、白菜、キャベツ、ブロッコリー、大根、タマネギ、ルッコラ、サツマイモなど、年間を通して15~20品目以上の野菜の収穫が楽しめます。
シェア畑のメリット
「シェア畑」には、以下のサービスが基本料金に全て含まれています!
- 農園アドバイザーのサポート
農園ごとに違いはありますが、おおむね土日を含む週4回以上、アドバイザーがスタンバイ。わからないことがあれば、その場で教えてくれます。定期的に実演付きの講習会もあり。 - 手ぶらでOK
季節ごとの野菜の種や苗、肥料、クワやスコップなどの農具はすべて農園内にあります。
農具以外にも、野菜を支える長い支柱や、虫の侵入を防ぐ防虫ネットなど栽培に必要な資材も常備。 - 好きな時間・ペースで通える!
畑は土が地下に保水していて、植物の根はその水めがけてどんどん伸びていくので、プランターよりも水やりの手間はかかりません。週に1回程度の来園でOK。
※どうしても「週1回通えない」という方のために、お世話付きの区画や単発オプションの栽培代行サービスも有料で用意されています。 - 無農薬
シェア畑では、化学肥料は使用せず、牛糞・鶏糞たい肥や油かすなどの有機質肥料を使用。自然の力を利用して育てた野菜を、一番おいしい時に収穫して食べることができます。 - 会員向けWebサイトが充実
土づくりからタネのまき方、畑で使う道具の説明、肥料や病害虫の予防と対策など、多くの情報が掲載された会員サイトで、わからないことも全て解決。
また、来園時にサイトにアクセスしてスタンプを押せばポイントがたまり、所有ポイント数に応じて商品と交換ができる楽しみもあります。
区画の面積や利用料金、デメリットは?
区画の面積や料金設定は、各農園によって異なります。
東京都内だと、1区画3㎡(2ウネ・畳2枚分より少し小さいくらい)の広さで月に6,000円台~14,000円台。入会金が別途11,000円必要です。
自治体が運営する市民農園と違い、種や苗、肥料の料金、農具の利用料金やイベント参加料、指導料などが含まれているため、レンタル代は高めと感じるかも。
週一回の来園が推奨されていますが、夏の一時期はもう少し手間がかかるかもしれません。
炎天下の作業も、それなりに労力が必要。来園者が多い日は、なかなかアドバイザーと話しができなくて、待ち時間がかかりそう。
自分の住んでいるエリアから離れたシェア畑の場合、大量に収穫した野菜を持ち帰る手段 (車を利用する、家族に手伝ってもらうなど) を考えておかないと、大変な思いをするかもしれません。
どんな人が利用しているの?
退職後の趣味として野菜作りを始めたい年配の方、子どもの食育・節約などを目的に親子やファミリーで週末農園ライフを楽しんでいらっしゃる方など、さまざまな方が畑をシェア。
野菜が嫌いな人でも、自分が育てた野菜なら食べることができるという声も。
スーパーに売っている野菜とは全く違った、みずみずしい野菜を収穫した後すぐに食べられるのは、これ以上ない喜びです。
ほかの利用者さんが育てる野菜を見るのも、シェア畑の楽しみのひとつ。たまたま、収穫にやってきた親子の畑を見せてもらいました。
小さなスペース(写真上)ですが、なんと3種類の野菜が植えられていました。この日に全部収穫をするようにアドバイザーから指示されて「全部持ち帰りできるかしら!」と大喜び。
「大根、抜いてみますか?」と、アドバイザーに言われるまま、私も挑戦。子供の頃の芋ほり以来でした。
三浦大根の仲間 (写真上)で、少し小さめに育ててあるのは、私のような見学者に体験&プレゼントしてくださるためだったようです。
シェア畑には、水道や井戸が設置されているので、水やりや野菜・農具の洗浄が手軽にできます。野菜を持ち帰る際も、泥落としができるので、助かりました。
申し込み方法
オンラインでのシェア畑説明会に参加した後、希望の農園を見学できます。
説明会や見学はもちろん無料、
下のシェア畑バナーをクリックすれば、簡単にアクセスできます↓↓↓
まとめ
自ら育てた野菜を収穫する達成感や、採れたて野菜の美味しさに感動できる「シェア畑」。
野菜作りに興味があるけれど、場所も知識もなくてあきらめていた方は、まず家族やお友達を誘って、見学 (無料) ↓↓↓シェア畑のバナーをクリックにお出かけください。もちろん、おひとり様でも大丈夫ですよ。
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菜園アドバイザーが畑づくりのアドバイスを行い、初めての方や市民農園・区民農園、家庭菜園で失敗した方でも安心して無農薬野菜を育てられます。