今回のビーガン散歩は、テレビや雑誌でもおなじみ「谷中銀座商店街」がある人気エリア、日暮里駅・谷根千です。
文京区東端から台東区西端の谷中、根津、千駄木周辺地区を指す「谷根千」。くねくねしたへび道の先に、ビーガンも楽しめるお店をたくさん見つけましたよ。
目次
- 根津エリア
- 自然食品&和ビーガンのレストランカフェ「根津の谷」
- オーガニックマート「Nezu garden」
- ちょっと寄り道「ル・クシネ」
- 千駄木エリア
- 豆腐room Dy’s(とうふるーむ だいず)
- ジューススタンド「KAJITSU」
- 谷中よみせ通り~谷中銀座エリア
- 「CIBI」 東京店
- BAGEL SHOP 「Le bage」
「雑貨と本 gururi」
「AOYAMA COFFEE ROASTER」
- 「三陽食品」
- JR日暮里駅前
根津エリア
自然食品&和ビーガンのレストランカフェ「根津の谷」
創業42年の自然食料品店、和食ヴィーガンレストラン&カフェが「根津の谷」。
東京メトロ千代田線 根津駅の1番出口から、徒歩すぐのところにあります。
本郷からの坂道と、谷中からの坂道に挟まれた谷のような場所にあることから、根津の谷(ねづのや)と名づけたそう。
有機栽培、自然栽培、無農薬、減農薬の野菜や、玄米、穀物、天然酵母パン、有機や昔ながらの時間をかけた本物の調味料、加工品、生活雑貨やナチュラルコスメまで、トータルな品揃え。
不定期で営業しているレストラン&カフェの料理は、動物性食材(肉、魚、乳製品、卵)、白砂糖、化学調味料不使用で、完全ヴィーガン!
もちもち触感の玄米ごはんは、新潟の吉村農園のこしひかりを使用しているそう。
オーガニックマート「Nezu garden」
根津駅 2番出口から徒歩3分、国産の有機・特別栽培を中心にした野菜や食品、オーガニックフードを取り扱う「オーガニックマート Nezu garden」。
2022年6月開店、とてもきれいで快適な店内で、ゆっくりじっくりお買物を楽しめます。
健康のために、オーガニックを生活の中に取り入れたいと考える方や、敷居は高いけど興味があるという方は、ぜひお店をのぞいてみてください。食品やお酒、雑貨まで、手に取りやすい商品も豊富にそろう小型スーパーです。
インスタグラムでは、健康に関する食の知識やお店で取り扱う商品を使ったレシピ、お役立ち情報など随時発信しています。
6月22日~24日、オープン一周年記念セールを開催するそうです。
7月9日(日)には、初マルシェも開催!詳しくは、インスタをフォローしてみてね!
ちょっと寄り道「ル・クシネ」
この辺りは、地元密着の老舗商店だけでなく、新しいお店も続々オープン。
藍染大通りに、藤のツタが絡まったオシャレなフランス菓子店『ル・クシネ』を見つけました。店先で並んでいる人のお目当ては、名物と噂の「石窯シュー」でしょうか……?
※残念ながら、商品はビーガン仕様ではなさそうです。金・土・日のみの営業。外観があまりに素敵なので、寄り道してみました。
千駄木エリア
豆腐room Dy’s(とうふるーむ だいず)
「豆腐room Dy’s」は、そいみん推しの一軒です!
昭和40年代半ば、北千住にあった「越後屋」という豆腐店が、オーナーのご実家。
お父さまの築き上げた豆腐屋 (現在はお兄さまが引き継いでいらっしゃる) である栃木県佐野市の「ヨシコシ食品(丁庵)」のお豆腐を毎朝直送で仕入れているそうです。
メニューは全て、化学調味料を使わない無添加ベジタリアン対応(一部、ビーガン対応)で、安心安全にこだわっています。豆乳も、もちろん成分無調整で無添加。
看板メニュー「アボカドサラダのヘルシー豆腐サンド」(1,400円)。
しっかり水切りした豆腐を約半丁使用。豆腐と相性のよい特注のパンで挟んだ、ボリューミーなサンドイッチ。
ドント・ウォーリー、カロリーは低めですから!
薬膳豆腐花(ランチとセットなら+300円、豆腐花セットは1,000円〜)は、冷え性や風邪予防、美肌づくりによいとされる、薬膳デザート。
白砂糖不使用、生姜やシナモンがしっかり効いたクセになる味でした。
ほかにも、木の実・カカオニブ・玄米甘酒・素焚糖・オーガニックドライフルーツなどを練り込んだ「木の実ゴロゴロ おからケーキ」(ビーガン&グルテンフリー)や、無漂白のオーガニックココナッツシュガーと豆乳で作る「豆乳ココ豆腐花」など、豆腐をとことん味わえるラインナップです。
5組8席程度の店内は、開店から混みあいます。ランチ狙いなら早めのお出かけ、もしくは夜の予約利用がおすすめ。
日本昔ばなしにも登場する伝説の泉「栃木県佐野市にある出流原弁天池」の湧き水、伊豆大島の天然の海水にがり、選りすぐりの国産大豆を使用した絶品豆腐。ぜひ一度、お試しあれ!
ジューススタンド「KAJITSU」
たまたま、通りがかりで立ち寄った果物屋さん。手頃な値段で新鮮な果物やフレッシュジュースが手に入ると、地元でも人気の「KAJITSU」。
オープンの準備中だったにもかかわらず、少し支度が早めに終わったからと、店内に通してくださいました。下町人情にウルウル。
1人暮らしの場合、冷蔵庫のサイズ問題があり、なかなか丸ごとフルーツを買えないものですが、小ぶりのスイカ(豊岡ドラゴン)とメロン(茨城アンデスメロン)が半割で格安だったので、つい衝動買いしちゃいました。
写真のスイカですが、糖度12以上ないと、「ドラゴン」と呼べないそうです。
フルーツサンドやゼリーなどもありましたが、すべてテイクアウトのみ。
購入したスイカもメロンも、めちゃめちゃ甘くてジュージーで大当たり!
さすがの専門店クオリティ&コスパ★
谷中よみせ通り~谷中銀座エリア
「CIBI」東京店
東京メトロ千駄木駅から徒歩3分、元倉庫をリノベーションした白壁のカフェが「CIBI(チビ)」。コーヒー文化が根付くオーストラリア・メルボルンに本店があります。
厨房とキャッシャー、カフェスペース、物販コーナーが同フロアにあり、開放的な空間。
職人の技が光る雑貨や、手ぬぐい、食器、コーヒー豆やトートバッグなどのオリジナルグッズも購入できます。
フード類は、朝メニューの「アボカドトースト」のみ、ビーガンでした。
朝早くからオープン(平日は8:30、土日は8:00)しており、オーストラリアのライフスタイルを感じる(日本の下町にいるとは思えない)居心地の良い空間で、老若男女、親子連れから外国人観光客まで、みんながそれぞれの時間を過ごしていました。
BAGEL SHOP 「Le bage」
おいしく安全なベーグルをたくさんの人に食べてもらいたいというベーグルショップ「Le bage(ル・ベーグ)」は、千駄木駅から徒歩5分のところにあります。
ベーグルの原材料は、北海道産の「春のいぶき」と北海道産の「ゆめちから」をブレンドした国産小麦、鹿児島県で収穫されたサトウキビを煮詰めて糖分だけを採り出したお砂糖である「生砂糖」、フランスのブルターニュ半島南部のゲランド塩など。
ベーグル生地自体は、バター、卵、牛乳不使用とのこと。
残念ながら、この日は定休日(月・火・金がお休み/祝日の場合は営業)。
小さなお店ですが、店内にも飲食スペースがあるみたいなので、再訪予定!
ところで……、
「夏目漱石」の著書「三四郎」の中にも登場する藍染川。今は生活路地になっているこのあたりは、藍染川の面影を残しており、くねくね道(通称へび道)になっています。
「あるひとりの架空の女性のために選んだ本と雑貨」という面白いテーマのお店「雑貨と本gururi」(写真上)。
直火式自家焙煎コーヒーを堪能できる「AOYAMA COFFEE ROASTER」(写真下)。
個性的なショップが点在する「へび道」を、迷い子気分で、ぶらぶら歩くのが楽しい♪
三陽食品
創業70年、こんにゃく専門店として名高い三陽食品。
つるりとした食感の「ところてん」や、しっかりした張りとプリプリ感の「寒天」など、どれも絶品です。
ところ天を頼むと、その場で天突きを使って押し出してくれます。これが、観光客に大人気。
あんみつも有名ですが、ここでは、寒天、黒みつ、赤えんどう豆のみでも購入できるのが希少!(棒状の寒天は、量もたっぷり。カップ入りよりも、断然お買い得!)
全長170mの谷中銀座商店街には、約60の店舗が立ち並びます。
すっかり観光地化していますが、昔ながらの手づくりのお惣菜店や和菓子屋、日用品を販売する小さな個人商店も、古き良き商習慣を守り続けています。
JR日暮里駅前
昭和の東京にタイムスリップしたような、谷根千エリア。
夕暮れ時には、谷中銀座商店街と日暮里駅の間にある「夕やけだんだん」あたりが、フォトスポットになり賑わいます。
散歩のしめくくり、猫と一緒に夕焼けをながめつつ、昭和レトロの哀愁を味わってみては?
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