お正月になぜか食べたくなるカレー、あなたは経験ありますか?
いつものカレーライスでもいいのですが、わざわざイチから作るまでもないかな……という時に便利なのがレトルトカレーですね。
今回は、カレーのラインナップが豊富な無印良品の、本格べジカレー(インドカレー)6品に注目。レトルトカレーの正しい食べ方、開発者の「あいがけ」レコメンドもまとめてご紹介。
【目次】
- 無印良品のベジカレー6品
- レトルト食品のおいしい秘密
- 専門家も唸るインドカレー
- レトルトカレーの正しい食べ方
- インドカレーの特徴
- 無印良品のベジカレー、あいがけするなら?
- 実食① ラジママサラ(いんげん豆のカレー)/北インド
- 実食② ベイガンティルマサラ(なすとごまのカレー)/南インド
- そのほかのベジカレー2種
- まとめ
無印良品のベジカレー6品
レストランの味を再現したプレミアムなものから、個性あふれるご当地シリーズ、カロリーオフやアレルギー対応など、さまざまなレトルトカレーが巷に溢れています。
レトルトカレーの種類が豊富な店といえば、無印良品。
本場インドのベジカレーをお手本に「肉」を使わずに作られたベジカレーシリーズをご存じでしょうか。
無印良品ネットストアによると、インド(多数を占めるヒンドゥー教)では、牛が神様のつかいとされているので牛肉は食べませんが、牛乳はOK。
そのため、無印良品のベジカレーもバターやヨーグルトを使ったものがあります。
写真左上から時計回りに、
コザンブ(ココナッツと根菜のカレー)
ベイガンティルマサラ(なすとごまのカレー)
カダラカレー(ひよこ豆のカレー)
ラジママサラ(いんげん豆のカレー)
ベジタブルコルマ(野菜のクリーミーカレー)
アルマタール(じゃがいもとグリーンピースのカレー)
すべて180g、290円税込。
(肉・乳・卵不使用)(肉・卵不使用)
※パッケージに表記のない添加物の情報、アレルゲン、原材料の詳しい内容については、直接メーカーにお問い合わせください。
レトルト食品のおいしい秘密
レトルト食品とは、加圧加熱殺菌装置(レトルト窯)で圧力を加えながら熱して殺菌した食品のことを指します。
圧力を加えることで水の沸騰温度を100℃以上にすることが可能になり、熱に強い菌も死滅させることができるため、常温でも長期間保存ができるのです。
同時に圧力釜のような煮込み調理の役割も果たすので、袋の中で料理がさらにおいしくなります。この仕組みに特化してレトルトカレーを製造している有名メーカーが「株式会社にしき食品(本社:宮城県)」です。
専門家も唸るインドカレー
今回紹介する、無印良品のベジカレーシリーズは、自社ブランドのカレーも大ヒットの「にしき食品(NISHIKIYA KITCHEN)」が製造しています。
「NISHIKIYA KITCHEN」のカレーの特徴は、水や塩、素材選びにこだわり、化学調味料・香料・着色料を一切使わない、素材を生かしたレトルト商品であること。
カレーのほかにスープ、パスタソース、おかゆなど約90種類のレトルト商品を出していますが、どれもハイクオリティ。
カレーに関しては、インドで味や作り方を徹底リサーチし、日本ではほとんど流通していない「カレーリーフ」や「パニール(チーズ)」といった食材を生産者と提携し国内での栽培や製造まで行っています。
レトルトカレーのプロである「NISHIKIYA」と、「あくまで本場の味を届けたい」という無印良品のコンセプトが見事に融合。品質も味も、折り紙付き!
レトルトパウチの正しい食べ方
レトルトカレーの温め方は、湯煎もしくは電子レンジ。均一に温めるには、湯煎がおすすめです。たっぷりのお湯で、ムラなく全体的に温めましょう。
ソースが分離していることがあるので、温めた袋を開ける前に2~3回よく振って均一な濃さにするのがマスト。
スパイス使いが得意なNISHIKIYA製のべジカレー、パウチを開けた瞬間の香りをまず楽しんでから、火傷に気をつけてお皿に盛りつけましょう♪
インドカレーの特徴
日本では、小麦粉でとろみをつけた肉系のうま味とコクのあるカレーが好まれる傾向ですが、インドでは、植物性の原料や乳製品のみで構成されたベジカレーが中心。
調合されたスパイスの香りと素朴で食べ飽きない味わいがインドカレーの魅力ですが、国土が広く人口も多いインド、カレーの歴史も長く、多種多様です。
例えば、北インドのカレーは、バターチキンに代表されるように GHEE(ギー)やナッツなどを使った濃厚さが特徴。
また、乾燥気候の北インドでは、小麦から作るチャパティ(全粒粉と水、塩を使い平たく焼いたもの)のようなパンが主食。
一方、南インドは、シャバシャバしたスパイシーなカレーやココナッツミルクがベースになったものが多くみられます。
1年中暖かく、河川の水が豊富で稲作に適していることから、米が主食です。
南インドのカレーには米、北インドのカレーにはナンやチャパティがよく合うのも理由があるんですね!
ちなみに、タンドール窯が必要な「ナン」は、現地では高級品。一般家庭はチャパティを食べているそう。
無印良品のベジカレー、あいがけするなら?
今回は、(肉・乳・卵不使用)の2種のべジカレーを実食してみました。それぞれに、開発者さんおすすめの「あいがけ」パターンもあるので、あわせてご紹介。
※あいがけのほうは、乳の入ったベジカレーになります。厳格なビーガンの方はマークを確認してください。
※辛さは、パッケージに唐辛子マークで1(甘)→5(辛)と記されています。
実食①:ラジママサラ(いんげん豆のカレー)/北インド
ラジママサラ(肉・乳・卵不使用)
具材は、赤いんげん豆、じゃがいも、なすやひよこ豆など。辛さレベルは「3」。
トマトのほのかな酸味、炒めたまねぎの香ばしさやコク、カルダモンやシナモンのスパイスが鼻に抜ける感じが、いかにもインドカレー。
クリーミーだけど、しっかり4辛!のカダラカレー(ひよこ豆のカレー)/南インド(肉・卵不使用)。
ココナッツミルク、カレーリーフの風味、レモンの酸味とフェンネルの香りが特徴的。
対照的な2種のルーで、南北の豆の食べ比べが楽しめます♪
※ベジタブル カレー アソート ( アルマタール : 3辛 カダラカレー : 4辛 コザンブ : 3辛 ベイガンティルマサラ : 3辛 ベジタブルコルマ : 1辛 ラジママサラ : 3辛 ) 食べ比べ お試し は、こちら
実食②:ベイガンティルマサラ(なすとごまのカレー)/南インド
ベイガンティルマサラ(肉・乳・卵不使用)
グリルしたナス+ねりごまの不思議な組み合わせが、冒険心をくすぐります。黒カレー好きにも試してもらいたい一品。
見た目はかなり濃い黒ですが、野菜ベースのルーだけに味は薄くて物足りなさそう……と思いきや、濃厚なコクとスパイスにインパクトあり!
クリーミーでマイルドなベジタブルコルマ/北インド(肉・卵不使用)は、ベジカレーの中で一番甘いルー。
5種類の具材、カシューナッツと炒めたまねぎのコクを生かし、生クリームとヨーグルトを使用しています。
実食したベイガンティルマサラは3辛なので、交互に食べれば、甘さと辛さの無限ループにスプーンが止まらなくなるかも⁈
※ベジタブル カレー アソート ( アルマタール : 3辛 カダラカレー : 4辛 コザンブ : 3辛 ベイガンティルマサラ : 3辛 ベジタブルコルマ : 1辛 ラジママサラ : 3辛 ) 食べ比べお試し は、こちら
そのほかのベジカレー2種
コザンブ(ココナッツと根菜のカレー)肉・卵不使用
れんこん・さといも+ココナッツミルクとタマリンドの甘酸っぱい味、3辛レベルの南インドタイプ。
アルマタール(じゃがいもとグリーンピースのカレー)肉・卵不使用
じゃがいも・グリーンピース+ガラムマサラ(カルダモンやシナモン、クローブなどのミックススパイス)の香りが特徴、3辛レベルの北インドタイプ。
どちらもほどよい3辛、食感やスパイスの違いをあいがけで楽しんで!
ビーガンの方は、乳が入ったべジカレーはNGなので、実食でご紹介した(肉・乳・卵不使用)の2種、北インドと南インドのカレーを食べ比べしてね!
※※ベジタブル カレー アソート ( アルマタール : 3辛 カダラカレー : 4辛 コザンブ : 3辛 ベイガンティルマサラ : 3辛 ベジタブルコルマ : 1辛 ラジママサラ : 3辛 ) 食べ比べお試し は、こちら
まとめ
ご家庭で作るジャパニーズカレーもいいですが、本格的なインドカレーやスパイスの効いた異国のカレーが食べたくなる時もありますよね。
レトルトだからこそ実現した、出来立ての香りと本場の味わい。
新しい年、スパイシーなベジカレーで、新しい味の冒険を始めてみませんか。
※正月のおせちについての記事は、こちら
NISHIKIYA KITCHEN 公式オンラインショップ/【基礎知識】レトルト食品とは?レトルト食品の魅力からおいしく食べるコツまでご紹介