早いもので、1月もあと10日余り。新年に掲げた目標は、順調?それとも、まだ手つかずでしょうか。
日本だけでなく、世界でも「1月」というのは、新しいことにチャレンジする人が多いようです。
今回取りあげるヴィーガニュアリー (veganuary) もそのひとつ。
今年こそビーガンに挑戦したい方、このキャンペーンをまだ知らない方、必読です。
【目次】
- ヴィーガニュアリー (veganuary)って何?
- ヴィーガニュアリーに参加する理由
- ヴィーガニュアリーの認知は?
- ヴィーガニュアリーがもたらす効果
- まとめ
ヴィーガニュアリー (veganuary)って何?
ヴィーガニュアリー (veganuary) とは、Vegan (ビーガン) + January (1月) を混合した造語。
ビーガンの食生活を多くの人に試してもらうことを目的に、1月から1か月間ビーガンを試してみよう!というイギリスの非営利団体のキャンペーン。
今年で設立10年目のヴィーガニュアリー (veganuary) は、誰でも無料で登録ができます。世界で60万人以上が参加しています。
ビーガンとは何か、どう始めればよいか、新商品紹介、レシピや栄養学、子供や大人それぞれにあわせたメニュープランや、個人の食事の量にあわせた3食の献立プランなど、無料とは思えない価値ある情報が受け取れます。
登録したメールアドレスに、31日間情報が送られてきます。一歩一歩学びながら、楽しみながら、アドバイスに沿ってビーガンライフにトライ。
メールのリンクをたどれば、さらなるレシピや知識を得て、学びを深めることができます。
ここまで細かくビーガン生活をサポートしてくれるのか!と驚きの充実内容。爆発的に登録者が増えていることにも、納得。
ヴィーガニュアリーに参加する理由
今後、世界中で多くの人がビーガンを選ぶことで、2050年までに70%の温室効果ガスを削減できると言われています。
温室効果ガスは、地球温暖化や環境破壊につながり、おもに畜産が大きな原因のひとつ。
多くの人が単に肉の消費を減らすだけでも、地球環境に大きな良いインパクトをもたらすわけです。
ヴィーガニュアリー (veganuary) に参加した人達の理由は、動物福祉のためが半数以上、 そのほか自然環境保護、健康と続きます。
このキャンペーンに参加して以降、多くの人が次のように答えています。
・自分たちの食生活や消費行動について考えるきっかけを得た
・ビーガンやベジタリアンの食生活を継続できている
・このキャンペーンを友人にすすめたい (なんと参加者の98%! )
「ビーガンを1ヶ月だけ試す」、一か月後については「ビーガンの食事を続けないことを決定できる」という気軽さが ヴィーガニュアリー (veganuary) のムーブメントを後押しているようです。
ヴィーガニュアリーの認知は?
2022年のキャンペーンには、 228の国と地域から629,000 人以上が参加。
日本でもビーガンチーズが販売されている「Biolife (ビオライフ商品はこちら) 」、ファストフードチェーンの「KFC」や「マクドナルド」などの大企業もヴィーガニュアリー (veganuary) をプロモートしています。
キャンペーン対象国で、1,540 以上の新たなビーガン製品やメニューが生まれたと言います。
俳優のホアキン・フェニックスさんやNY市長のエリック・アダムス氏などが大使を務め、多くの著名人がアンバサダーとして活躍、支援しており、SNSやメディアによる認知度もアップ。
ビーガン発祥の地イギリス・ロンドンの1月は、街中にキャンペーンのポスターが張られ、1月限定のビーガンメニューを提供するレストランやカフェも賑わいます。
ヴィーガニュアリーがもたらす効果
ヴィーガニュアリー (veganuary)の実施した、参加者へのアンケート。以下のような報告が上がっています。
・動物性食品の摂取量を減らすことに成功した
・ビーガンが実践できるようになった
・健康面 (睡眠改善、消化や代謝など)でメリットがあった
・肌の調子が良くなった
もちろん、健康面だけではありません。
キャンペーンによる動物福祉や環境改善の報告書は、サイトから誰でも無料でダウンロードし、知ることができます。
これらのデータから、たくさんの人がビーガンを実践することにより、それだけ多くの自然環境や動物たちを救えることがわかります。
イギリスのドーセットに本社を置くハンドメイド化粧品&バス用品メーカーのラッシュ。動物実験に反対を主張するエシカルな企業としても有名ですね。
ラッシュジャパンでは社内企画として、毎年ヴィーガニュアリーに参加。地球への思いやりを育むことを目的としているそう。
※ラッシュジャパンのビーガン商品については、こちら
まとめ
世界最大規模のビーガンイベント ヴィーガニュアリー (veganuary)。
動物愛護、環境問題、健康維持などに大きく貢献していることをお伝えしました。
今からでも遅くはありません。1月にこだわる必要もありません。
今年こそビーガンにチャレンジしてみたい方は、ぜひ気軽に無料登録して、ご自分のペースで気軽にトライしてみてください。
※週一べジ「ミートフリーマンデー」については、こちら
※なぜ今ベジタリアン、ビーガンなのか、こちら
※ビーガンの食生活を始める前準備は、こちら
※大豆ミートで週一べジは、こちら
英語のサイトですが、翻訳アプリなどを利用すれば、容易に内容を把握できます。
オシャレなレシピ写真の数々を見るだけでも、料理のヒントに!