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パティシエ直伝「かぼちゃのヴィーガンプリン」

旬の食材をつかった、簡単ビーガンレシピを紹介するコーナー。

今回は、スイーツの名店やビーガンレストランでパティシエとして活躍している笠原朋花(カサハラ トモカ)さんに教わる秋のスイーツ。

シンプルな材料でも、おいしくヘルシーに仕上がる「かぼちゃのヴィーガンプリン」です。

Contents

  • かぼちゃのヴィーガンプリン
    • 材料
    • つくり方
  • アレンジレシピ
  • かぼちゃの豆知識
  • 笠原朋花さんのプロフィール

かぼちゃのヴィーガンプリン

材料

※寒天とくず粉のバランスを考慮して、つくりやすい分量にしてあります。(by 笠原さん)
(130g ✖️ 5個分)

豆乳 400ml
皮を剥いた蒸しかぼちゃ 160g
くず粉 6g
粉寒天 1g
塩 ひとつまみ
てんさい糖 60g
ココナッツミルク 50g

つくり方

1)すべての材料をミキサーに入れ、なめらかにする。

2)①を鍋にうつし、中火でクツクツ火にかける。

一度沸いたら弱火にし、2分ほど火にかける。(濃厚な仕上がりに!)

寒天のサクっと感、くず粉のトロっとした食感が合わさることによって、まるで卵が入っているかのような口あたりに!

3)火を止め、容器に移す前にアミで濾すと、よりなめらかな仕上がりになる。

4)冷蔵庫で約2時間冷やしたら、完成!

アレンジレシピ

お好みで、カラメルソースをかけたり、ココナッツクリームを添えたりしてもGOOD。

③で、火からおろしたあと、お好みでラム酒を数滴入れれば、グッと大人味のプリンになりますよ。 ぜひお試しください!(by 笠原さん)

かぼちゃの豆知識

「かぼちゃ」は戦国時代、ポルトガル人が種子島に漂着した際、鉄砲とともにカンボジアから持ち込まれたとされ、名前は「カンボジア」が訛ったものという説が有力です。

世界中で栽培されており、品種もさまざま。現在日本で栽培されているものは、大きく分けて日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ(「黒皮栗」は、えびすかぼちゃともいわれる代表的な西洋種)、ペポかぼちゃ(ハロウィンでよく見かける、いろいろな形、模様の種類がある小さくてユニークな品種の総称)の3種類。

北海道から沖縄に至るまで、日本全国でつくられていますが、圧倒的に北海道が多く、全国の約47%〈令和3年産の収穫量〉を生産。

鹿児島や長野、茨城、長崎のほか、2月から5月頃は主にニュージーランドなどから、12月頃から2月頃と5・6月頃には、メキシコ産などの輸入物が手に入ります。

かぼちゃが収穫される夏から初秋、ペポかぼちゃのように収穫してすぐにおいしく食べられるものと、3ヶ月前後ねかせて甘みを引き出してからのほうがおいしいものとがあります。

収穫時はでんぷんが多く甘味が少ないうえ、水分も多いですが、貯蔵することにより時間とともに熟成し、デンプンが糖分に変わり甘くなります。

そいみん。

かぼちゃは、おなかの調子を整えてくれる食物繊維やカロテンのほか、ビタミンEを含む野菜。

ヘタが黄色く枯れて、まわりがくぼんでいるものが完熟。皮は縦に溝が入っているものがよく熟れて食べ頃です。

参照:VEGEDAY|かぼちゃの栄養!種類ごとの違いと、種に含まれる栄養も紹介

笠原朋花さんのプロフィール

保育園の時に、ケーキ屋さんになりたいと夢を持つ。
大学受験に失敗し将来について悩んでいた頃、保育園のときの夢を思い出し製菓学校へ入学。卒業後上京し、世田谷のラテール洋菓子店にて5年勤務。
その後、もう一つの夢であった、ワーキングホリデーにてニュージーランドに滞在中、初めてveganの存在を知る。
帰国後、甥っ子の卵アレルギーをきっかけに、卵を使わないお菓子づくりを学ぶ。現在は、都内の有名ヴィーガンレストランに専任パティシエとして勤務。

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