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暮らしを楽しむ鍵、アルモンデパーティー初体験

7月8日埼玉某所、やってきましたアルモンデパーティー!

アルモンデ料理、ビーガン料理家でもある大塚佑子さん&スープ作家の有賀薫先生のスーパーコラボパーティーを楽しみに集まったメンバーは、主婦、調理人、食料品店主、編集者などさまざまな顔ぶれ。

想像以上に自由で、大胆で、なんでもござれ!クリエイティブで刺激的な時間を満喫してきました。さっそく、レポート!

目次

  • アルモンデパーティーは食材チェックから
    • 新鮮なオーガニック野菜がお出迎え
    • 持ち寄った「家にあるもの」
  • アルモンデ料理メニューを決めるポイント
    • アルモンデ料理は素材ありき、味見が大事
    • 食材をメニューごとにグループ分け
  • みんなで調理開始
  • 本日のアルモンデ料理完成
  • まとめ

アルモンデパーティーは食材チェックから

新鮮なオーガニック野菜がお出迎え

まずは、ご覧あれ!この新鮮な野菜たち!

のびのび育って、イキイキ、ピンピンしている!と思ったら、大塚さん御用達の埼玉県小川町「風の丘ファームオーガニック野菜でした。

今回のパーティーで使うために、大塚さんが用意してくださった有機野菜は、滋賀県蒲生郡日野の有名な桜漬けで使われる「日野菜蕪 (ヒノナカブ) 」(写真左下)や、煮込むとトロけるような食感の「トロナス」、私が大好きなケールや青しそなど、盛りだくさん。

どんな料理になるのか、ワクワク。

持ち寄った「家にあるもの」

10時半、参加者全員集合。

自己紹介とあわせて、それぞれが持参した食材をテーブルに広げました。なぜ、その食材を持ってきたのかも説明していきます。

「夫が苦手なアジアン食材とか、撮影で使いきれないものがいっぱいあるのよ(写真上)」と、有賀先生。

写真下は、私が持参した「大豆ミート」や「オーガニックパスタ」、動物性原料が含まれているので封を開けなかったポン酢中濃ソースなど。

実は前回のブログ記事で、生モノではないにしても、さすがに賞味切れの食材は持ち込み禁止と思いこんでいた私。

記事を見てくださった有賀先生から「少しくらい期限が切れていても、アルモンデ料理の範疇だから一応持ってきてみて」とのお言葉が!

確かに、賞味期限は “おいしく食べられる目安” であって、実際は食べても問題ない場合がほとんど。このご時世、フードロスの精神、大事。

初めて見た、ひらひらの大豆ミート

“かわいいパッケージ” だとつい買ってしまう、というお麩マニアの方の持参品

ご当地土産の「なめこ」、どう使っていいかわからない「スパイス類」や、切り干し大根より太く切った「割り干し大根」、新しい使い方が知りたいという「ナッツ」や「レーズン」「豆」など、いろいろな食材が集まりました。

アルモンデ料理メニューを決める手順

アルモンデ料理は素材ありき、味見が大事

大塚さんいわく、一番大切なのは、食べたい食材自体の味

理由は、同じトマトでも、甘いトマトと酸っぱいトマトでは、調理法や味つけを変えたほうがいいから。

持ち寄り食材が出揃ったところで、いよいよメニューを考えます。

「みんな何が食べたい?」
「冷蔵庫にある、お肉や調味料も使ってOK」
「余ってるフルーツジャムは、砂糖の代わりに使おう」
「甘い系、辛い系、酸っぱい系、いろんな味の料理を作りたいね」
「普段は副菜に使う食材だけど、デザートにしてみよう」

食材をメニューごとにグループ分け

アイデアを出しつつ、メニューごとに、食材をグループ分けしていくことに。

割り干し大根は、ひじき+ケールのサラダ。

日野菜蕪+青しそは、私の持参したポン酢+オリーブオイル煮に。

ひらひら大豆ミートは、油で揚げた後に、シラーチャソース+中濃ソース+ズッキーニ+インゲンとで炒め物に。ほかにも、数種のメニューをみんなで考えました。

今回は、ビーガンに限ったメニューではありませんが、話題の端々に「ビーガン」が出てきました。(ビーガンが、すでに食スタイルの一部として認知されはじめているのを感じました)

それゆえに、たとえばビーガン食材の定番である大豆ミートの使い方がよくわからない、あまりおいしいとは思えない、などと率直なご意見も。

そいみん。

大豆ミートの残念なイメージを、大塚さんのテクニックでくつがえしてほしい!! 

みんなで調理開始

11時45分、調理スタート。

「大豆ミートの臭みをとるポイントは、塩!」
「ふ麩は、よくポタージュのつなぎに使います」
「お肉を使ったスープには、水で割った麦茶を少し加えるとサッパリしますよ」

参加者のいろいろな質問に、エキスパートのお2人がテキパキと答えながら、着々と調理が進んでいきました。

本日のアルモンデ料理完成

大豆ミート唐揚げとズッキーニ、インゲンの炒め物

日野菜かぶと青じそのポン酢マリネ

クスクスとショートパスタ(米粉のパスタがミックスされています)

青ナスの中華肉味噌あんかけ

割り干し大根、ひじき、ケール、きゅうりのサラダ

万願寺とうがらしと豚コマ炒め

塩なめことモロヘイヤのスープ

角麩の黒糖フレンチトースト レーズン&ナッツ添え

ザンビアのカレー粉を使った豆とトマトのカレー

13時半、調理終了。

たった2時間で、こんなに味のバリエーション豊かな料理が品数豊富に出来上がるなんて、神業としか思えません。しかも、どれも本当においしくて、大満足!!

「あらためて、料理をしたくなった」
「新しい食べ方を知った」
「みんなで食べると、やっぱり楽しい」
「あるもので作ったとは思えない豪華さ、すごい!」
「これ、あの大豆ミート?ビックリ、おいしいわね」

不人気だった大豆ミートも、すっかりいいイメージに変わったようです。(大塚さん、やりましたね!)

まとめ

物価が高騰するなか、できれば旬野菜やお得に買える野菜を上手に使いたい、安く手に入れた食材をいろいろに応用して大量消費したい、などと考える方も多いでしょう。

レシピを検索して「あ~、アレもコレも足りない」と、家にない材料ばかり数えて諦めていませんか?

まずは「食べたいものは何か」「家にあるものだけで食べたい物を作れないかなあ」と考えるのが楽しいと思えるかどうか

これって、隣の芝生が青く見えたり、人と比べて足りない自分に落胆する、そんな誰にでもある感情やモノの見方をどうコントロールするかと似ている気がします。

そいみん。

これからは、足りないものを数えあげるより、アルモンデ精神で、有るもの、在るものをとことん楽しもうではありませんか。

「アルモンデ料理のスタートは、素材ありき、レシピありきではない」という大塚さんの言葉は、格言にしたいレベル。

人生も、レシピよりも先に、素材である自分自身を大事にしなきゃですね!

あるものでも十分に楽しめることを体感できた今回のアルモンデパーティー後、フェイスブックのグループを作り、みんなが写真をシェアしました。

……ということは、今後もこのアルモンデ料理パーティーは、続いていくのですね?!大塚さん!

興味のある方は、ぜひ、大塚さん有賀先生のツイートをフォローしてください。

いつか、この記事を読んでくれたあなたと、アルモンデパーティーでお会いできる日を楽しみにしています。

最後に、大塚さん、有賀先生、素晴らしいパーティーの企画、お疲れさま&ありがとうございました。

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