ビーガン生活のスタートには、調味料を見直す必要があり、前回は基本の調味料8選をご紹介しました。今回は続編として、あると便利、もしくは無いと不便かもしれないプラスαのビーガン調味料8選です。
一般のスーパーに置いてある「○○ソース」、「○○風調味料」と名前のつく加工調味料は、まだまだビーガン非対応がほとんどですが、健康食品店やネットスーパーではビーガンマークのついた調味料も増えつつあります。
【目次】
・オイル系
・だし、野菜ブイヨン
・マヨネーズ
・ケチャップ
・ソース系
・ポン酢
・各種スパイス
・エスニック系
・まとめ
オイル系
菜種油、ごま油、オリーブオイルなど、種類がありすぎてどれを選ぶべきか難しいのがオイル。
ビーガンだからコレ!というわけではありませんが、製法や油の特徴を知って、質の良い油をセレクトしたいですね。
製法
原料から油を取り出す方法は、以下の3つ。
①圧搾法
原料に圧力をかけて搾る、手間のかかる方法
高温圧搾:高温で加熱してオイルを搾る
低温圧搾:専用の機械で潰して油を抽出する、昔ながらの製法
②抽出法
効率良く油を搾るために、ノルマルヘキサンなどの石油系溶剤を使って抽出する方法
→ノルマルヘキサンは最終的には食品に残らないよう取り除かれますが、その作業工程で「トランス脂肪酸」が発生することが指摘されています
③圧抽法(圧搾法+抽出法)
圧搾の残油(10~20%)を採油するため、抽出法を併用する方法
脂質
脂質の構成成分は、飽和脂肪酸(バターやラードなど)と不飽和脂肪酸(オリーブオイルや大豆油など)の2種類。
ビーガンは、この不飽和脂肪酸である一価不飽和脂肪酸(オメガ9)・多価不飽和脂肪酸(オメガ3・オメガ6)に注目。
特にオメガ3脂肪酸の油(えごま油や亜麻仁油)、熱に弱いので、サラダやスープにそのままかけるなど、生のまま摂りましょう。
オメガ3オイルは、紫外線をシャットする黒ガラス瓶の商品を選んでね!
炒め物や揚げ物には、こめ油が私のオススメ。理想の比率に近い脂肪酸バランスを含む熱に強い油です。もちろん、ドレッシングやマヨネーズ作りにも使えますよ。
だし、野菜ブイヨン
一般的に、和食にはいりこやかつおだし、中華には鶏ガラスープ、洋食にはコンソメやブイヨンが使われます。動物性原料を使わないビーガンOKな和風だし(精進だし)、中華ウェイパー、野菜ブイヨンは、意外に簡単に手に入ります。
マヨネーズ
ビーガンマヨネーズとは、動物性食品(特に卵)不使用ということ以外には縛りがないので、メーカーによって原材料はさまざま。
大きく分けると、豆乳ベースのもの、植物油脂(大豆油や菜種油、オリーブオイルなど)や酢、精製されていない砂糖などを使ったもの、2タイプがあります。
→CHAYA(チャヤ)マクロビオティックス 豆乳マヨ を見てみる
マヨネーズのレシピは多いので、手作りする人も多いですね。
ケチャップ
ビーガン向けケチャップは、砂糖が精製されていないもの、有機素材のものや、ビーガン認証商品が安心。
→有機ヴィーガンケチャップ を見てみる
ソース系
一般の市販のソースには、「とんかつソース」、「中濃ソース」、「ウスターソース」など、さまざまなソースがあります。
たとえばウスターソースはアンチョビベース、オイスターソースはカキの旨味を濃縮したソース。これらは当然ビーガンNGですが、代わりに使えるビーガン仕様の万能ソースが登場しています。
→オーガニックヴィーガンソース(タカハシソース) を見てみる
ポン酢
鍋料理に欠かせない調味料といえば、ポン酢。ビーガンなら手作りしている方が多いと思いますが、動物性原料不使用のビーガン認証ぽん酢を見つけました。
発売元は、キング醸造株式会社さん。5種の国産野菜と国産ゆずを使用したポン酢は、糖質60%オフ・食塩量30%オフがウリだそう。
参照:PR TIMES/動物性原料不使用!ヴィーガン認証ぽん酢「糖質オフ・減塩 野菜ぽんず」新発売 国産野菜の旨味がたっぷり詰まった、やさしい味わい
各種スパイス
スパイスは、ビーガン料理の強い味方です。植物食材だけだと、どこかもの足りないビーガン料理ですが、カレーに代表されるように、スパイスがあれば香りや風味のアクセントで料理の印象が激変します。
スパイスは蓋の開け閉めの回数が増えてしまうと、香りが飛んでしまいます。購入するときは少量ずつ購入して、早めに使い切るほうがいいですね。
→VOXSPICEセット を見てみる
エスニック系
世界中で認められたオーガニック食品のブランド=CIVGIS(チブギス)のエスニック系ソースは、ビーガン認証を受けています。
シラチャーソースは、もともとタイでシーフード料理などに使われていたもので、最初に作られた街の名前にちなんだネーミングと言われています。米のスーパーマーケットでは、人気・定番調味料として定着しているそう。
→Organic Sriracha Sauce を見てみる
タイ料理には必ず必要になるのが、スイートチリソース。有機JAS認オーガニック認証、ビーガン認定、グルテンフリー対応。
→【VEGAN(ビーガン)】有機JAS認証 スイートチリソース チブギス&ラムラム(グルテンフリー オーガニック スィートチリソース)を見てみる
まとめ
原材料に、肉・魚介類・卵・乳製品・はちみつ等、動物に由来する物を使用していないビーガン調味料。
できるだけ調味料も手作りが安心ですが、最近ではビーガン認証を受けたものが増えてきたので、上手に使い分けできると料理の楽しみも増えそうです。
※ビーガン調味料については、こちらもご覧ください
結論、油を選ぶ際には、低温圧搾の油(コールドプレス)!遺伝子組み換えなし、有機、一番搾りならvery best!